ほぼ引きこもり

旅行後の熱が下がった後は、急激な変化はないものの、調子は下降気味になりました。もう、トイレのない環境は考えられなくなりました。息子達には、楽しい夏祭りやプール、運動会、参観とイベントは盛りだくさん。学校行事は何とかクリアしたものの、夏祭りやプールなんて、ついていける状態ではありませんでした。手を離すには、少し早い歳でしたが、私のせいで出来ない事も彼らにはたくさんあったので、心配ながらも少しずつ出来そうな事は見守る事にしました。

レミケードの点滴もマックスだし、点滴前は心待ちにし、待ちにまった点滴後も期待する程の効果もなく、必要最低限の外出は控えるようになりました。点滴2週間前くらいからは、高熱も頻繁にでるようになったので、ソファで横になる日も増えました。38度台なら、普通に家事や仕事もしました。でも、辛かったのは、点滴前になると、手首の関節が痛み、料理をするのに野菜を切れない、炊飯器のおひつを洗いたいのに持てない、なんて事もありました。今まで、気にもとめずにできていたことができない驚きと情けなさが自分を襲いました。まだまだ小さい息子達にとって、こんな母親がスタンダードというのが申し訳なかったです。

息子達がいて、自分の日常が大変だったのは事実ですが、彼らのおかげでなんとかやってこれたことの方が大きいと思います。母親という経験をさせてもらえて本当に幸せだと思います。ほぼ引きこもりでしたが、完全に引きこもることなく、このしんどかった時期を乗り越えれた、と今は思えるようになりました。

当時は、なんとかやり過ごす、彼らの生活に支障をきたさない、というのが目標で、彼らの心の支えになれていたのか、自分の弱さで彼らに不安を与えていなかったか、とか色々と悩んだりもしましたが、どうやら支えてもらっていたのは私の方だったようです。